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第29回 七賢の酒蔵開放へ:その2 酒蔵見学編

その1から少し間が開いてしまいましたが、その2酒蔵見学編をお届けします(^_^;)<前回はどこまでお話したカナ…?

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試飲会場でいろいろ飲んだ後は、到着したときに予約しておいた酒蔵見学です!……と言う予定だったんですけども、どうやら僕等の頼んだ13:40の回は人が少なかったためか、2:00の回と一緒にされてしまいました…(._. ;)まあ、仕方がないですね〜。

というわけで、20分ばかり時間が空いてしまったので、ちょっと敷地内を散歩することに。写真左は八代目番犬の「セブン」くんです。シェルティかな?さすが八代目!カメラを向けても堂々としていました。うちのぱひはカメラを向けると逃げます(笑)。それにしても八代目でセブン……!?

右の写真は七賢の命、仕込み水をくみ上げている井戸です。近くには弁天様もいらっしゃって、神聖な水源地となっていました。

その井戸の近くで、この酒蔵開放の時期のみ手に入る幻のお酒「無濾過原酒 蔵出し」を売っていたので早速3本購入。1本(720ml)1050円で、3本セットでしめて3150円。彼女の意見では、いろいろ飲んだ中でこのお酒が一番美味しかったとのこと。帰って飲むのが楽しみ〜(^ω^)/ (注:運転手だったのでこの場では飲めないのデス…)

そんな感じで時間を潰して、いよいよ見学が始まる時間になりました!ご案内してくれるのは七賢の保阪さん。とても気さくで、本当にお酒(日本酒)が好きなんだ!と分かるくらい熱心な方です。本人曰く「お酒の事についてなら、いつまでもしゃべってますよ〜」とのこと。これは期待できますね〜。

見学始めは、原料のお米を精米するところから。中にはいると音が大きいので扉の前で一通り説明してくれました。ここの説明で驚いたのがお米の精米歩合について。

僕は以前お米屋に勤めていたのでお米については少し知っているんですが、皆さんがいつも食べているお米は外の茶色い部分約1割ぐらいを削って精米します。だけど、日本酒に使うお米は4割ほど、大吟醸に至っては6割も削ってしまうらしいです(@_@;)

なぜこんなに削ってしまうのかというと、お米の外側の部分はタンパク質など栄養価が多く含まれているので、発酵の際に微生物の活動が活発になりすぎて、お酒に色や雑味がでてしまうからだそうです。

写真左がお米を削る精米器です。以前の職場にもありました(笑)。だけど、大吟醸用に6割も削るにはなんと丸々2日間もかかるそうです。考えられない…。

そんなに削るわけですから、お米の削り粉すなわちヌカの量も半端じゃありません。右の写真はヌカを出すところ。上にひも見たいのがあって、それを引っ張るとドカッとヌカが出てきます。お米を削った場所によってヌカの種類が異なるので、ヌカのだし口もいくつかあります。このヌカはもちろん捨てるわけではなくて、種類によっておせんべいとかお団子とかにちゃんと使われるらしいですよ〜。

次はいよいよ醸造過程へ。長靴を履いて建物の中に入ります。まずは3階のお米を洗って水に浸し、蒸すところから。一度蒸すことによってデンプンがα化(糊化)し麹菌が繁殖しやすく、さらに、麹菌がデンプンを消化しやすくなるらしいです。

右の写真は水に浸してこれから蒸すところのお米です。さわってもOKと言うことだったので、さわってみることに。しっかり水を吸ってしっとりとしていました。

左の写真は大吟醸用の道具。大吟醸用のお米は手作業で洗ったり蒸したりするそう。さすが最高級品。手がかかってます(笑)

さて、蒸すのが終わると今度は発酵させるための麹菌をお米につける作業。この作業は室温35℃くらいのお部屋で行うのだそうで、雑菌の繁殖を防ぐため今回は見学不可でした。この作業はよく上半身裸の男の人が一生懸命お米を混ぜているアレですが、裸なのは暑いからだそうです(笑)

写真左は麹菌を付け終わったお米のサンプル。お米の表面に白くごわごわと砂糖のように付いているのが麹菌です。この写真だとちょっとわかりずらいカモ…(^_^;)。このサンプルも、触ったり食べたり(?)できます。ぱくっと食べてたとなりのおばちゃん曰く、麹菌はちょっと甘い感じだそうです。

次は発酵樽の上へ行きました。案内の保阪さん曰く「落ちたら命の保証はしないので、くれぐれも足下に気を付けてね〜」とのこと。実際、樽の中は発酵段階ででるガスが高濃度で溜まってるため危険です。

こちらには今朝仕込んだばっかりの樽から、もうすぐ仕込み終わりの樽までたくさんの発酵樽がありました。樽の上の口は網が掛けられているだけなので、中をのぞき込むとぷつぷつと発酵している様子がよく分かります。

樽の口に耳を近づけてみると……しゅわしゅわとお酒が発酵している音がきこえました。保阪さん曰く、このお酒のささやきは仕込み日数や樽によってひとつひとつ違うとのこと。なんかとっても神秘的ですね〜。

発酵が終われば次は絞りです。写真の機械で、黄色い部分に発酵済みのお酒を入れて端から圧力を掛けて搾っていきます。搾られた液体はホースを通って近くのタンクへ。残りは酒粕となります。スーパーなどで売っている酒粕が板状なのはこの機械で搾ってるからだったんですね。ちなみに高級品の大吟醸は機械ではなく袋に入れて吊し、自然に濾過させるそうですよ〜。さすが(略…

写真左のタンクに入ってるのが今搾られたばっかりの新酒。ここに入ったばっかりはまだお酒の中に炭酸ガスが残っていて少しぴりっするのだそうです。試してみたかったのですが、これは社長と醸造長しか飲めないらしい(笑)。これを濾過し一回火入れをしたモノが「生酒」と呼ばれるお酒になるそうです。その生酒を貯蔵し熟成させて日本酒が出来上がります。

この行程を最後に酒蔵見学は終了です。日本酒はとても複雑な工程を経て出来上がってくるんですね。日本酒造りは昔からこの複雑な工程で行われていて、一つ一つに大切な意味があるので、どれ一つとして省略できないのだそうです。この見学を通して職人さん達のこだわりや日本酒造りにかける情熱の一端をかいま見れたような気がしました。こんなの見ちゃうと、お酒がますます美味しく感じられますね〜。

この酒蔵見学は開放期間中でなくても、冬季は随時行っているそうなので興味を持たれた方は是非一度見学されてはいかがでしょうか?

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というわけで買ってきた限定品の「無濾過原酒 蔵出し」です。先ほどの絞りの行程で出てきたそのもので、濾過、火入れ、熟成などをしていない、本当の原酒です。早速飲んでみました〜。

……おいしい!大吟醸のように上品ではないんです。ないんですが、始めにフルーティな香りがぱぁっと広がったかと思うと、次に強い甘みとアルコールの刺激が口の中を満たします。

荒削りではあるけれど、その分だけお酒本来の甘みや風味を強く残しているように思いました。これはハマる(笑)

このお酒は2月18日まで限定で「七賢:蔵出し」のページから発送予約ができますので、興味を持たれた方はぜひご注文を!この期間しか手に入りませんよ〜。

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台が原宿 「七賢酒蔵」の地図はこちらです。

山梨県北杜市白州町台ヶ原2283

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